未経験の業界への転職は、不安や心配ごとが多くなりますね。
特にIT業界は、「きつい」、「やめとけ」とよく言われる業界ですので、
「IT業界が自分に向いているかわからない」
「残業が多くて仕事がつらかったらどうしよう」
と考えて、なかなか行動できない方が多いのではないでしょうか。
本記事では、こういった不安や心配ごとを抱えている皆さんに、IT転職を失敗しないためにすべきことを3つ紹介します。
この記事を読むことで、転職失敗を避けるためにはどうしたら良いのかが分かり、自信を持って行動できるようになります。
記事を書いている僕は、IT業界歴20年ほどの現役エンジニアです。
これまでに転職を行いながら様々なさまざまで働き、エンジニアとして採用活動にも携わった経験もあります。
早速ですが、結論からいうと未経験でのIT転職を失敗しないためにすべきことは以下の3点です。
- 転職活動を始める前に、仕事内容や職種を知って興味のある領域を定める
- 適正を見極めるために、独学でイメージとのギャップがないかを確認する
- 情報不足にならないために、企業を熟知している心強い味方の力を借りる
これだけでは何をしたらよいかわからないと思いますので、それぞれ具体的に解説していきます。
なぜ未経験でのIT転職は失敗してしまうのか?
まず転職失敗の対策について説明する前に、なぜ失敗してしまうのかについて解説します。
僕が考える転職失敗と感じてしまう理由は、以下の3つです。
- 思っていたのと違う仕事内容を任されてしまうから
- 仕事でのプログラミングが楽しくないと感じてしまうから
- 自分に合った企業選びができなかったから
それぞれ説明していきます。
思っていたのと違う仕事内容を任されてしまうから
自分が思っていたのと違う仕事を任されてしまうのは、IT業界ではわりとよく聞く話です。
IT業界というとエンジニアやプログラマーなどの技術的な仕事ばかりと思われがちですが、他にもたくさんの仕事や職種があります。
そのため、実際に仕事でプログラミングを行うのは一部の職種であったりします。
プログラミングがやりたくて転職したのに、配属された部署ではまったくプログラミングをしない、といったことも起こります。
(いわゆる配属ガチャというやつですね)
求人内容に仕事内容まで細かく記載している企業もありますが、大企業で複数の事業を行っていたりすると、あいまいな記載になっていたりするので注意が必要となります。
「思っていのと違う」と感じることで、「前職のほうがよかった」→「転職失敗だ」という考え方になってしまうのですね。
仕事でのプログラミングが楽しくないと感じてしまうから
いざ仕事でプログラミングをしてみると、「なんだか面白くないな、むしろきつい」と感じてしまうことがあります。
僕自身の経験や、周りのプログラマーたちの意見から、楽しくないと感じてしまうことがある理由は以下のようなことでした。
- 自分でつくるものや仕様を決められないから
- チームで開発していると自分の成果が見えにくいから
- 自分がシステムの利用者ではなく、ユーザーの声が伝わりづらいから
仕事でのプログラミングは、どんなものを作るか(仕様)が事前に決定されています。
自分だけでプログラミングしているときは、好きなように作ることができますが、仕事となるとそうはいきません。
そして、多くの場合はチームを構成して開発を行っていきます。
自分が担当する部分は全体のごく一部分であり、自分がどれだけ成果をあげて貢献できたのかが分かりづらい側面があります。
また、担当する業界や企業にもよりますが、自分が利用しないシステムを作るケースが多いと思います。
ですから、作ったものに対する感想やフィードバックなど、ユーザーの声が聞こえにくくなります。
「ありがとう」「使いやすい」などの言葉があるだけで、作った側としてはモチベーションが上がるんですけどね。
「妻が作った料理を、夫が当たり前のように食べる」のと似た感じでしょうか。一言お礼がほしいですよね。
以上のようなことから、仕事としてのプログラミングは、ロボットのようにひたすら作業を続けるだけになってしまいがちです。
その結果、「プログラミングが楽しくない」→「転職失敗だ」と感じるようになります。
自分に合った企業選びができなかったから
転職失敗の最大の原因は、自分に合った企業選びができなかったことだと思います。
なぜなら、自分の理想(転職前のイメージ)と現実(転職後の実態)の差が大きいほど失敗と感じやすくなるからですね。
そして理想と現実の差が大きくなってしまう要因を、僕は情報不足による判断ミスと考えています。
多くの転職者は、求人情報や企業のホームページを判断材料にすると思いますが、それだけでは肝心な情報が抜けているのです。
それは、ズバリ『自分が社員として働いている姿を具体的にイメージするための情報』です。
年収アップや福利厚生の充実など、転職によって期待することはたくさんあると思います。
しかしながら、転職してよかったと思うのは、結局は仕事内容が自分に合っていることや人間関係が良好であるということではないでしょうか?
年収が上がっても、嫌な仕事内容や人間関係の中では、長く続けられないですからね。
そう考えたときに、自分をイメージするたに、下記のような情報が必要になると思います。
- どんな案件があってどんな働き方をしているのか
- 社員同士の雰囲気やコミュニケーションのとり方はどうか
- 社員の普段の生活スタイルはどんな感じか
今実際に働いている人たちのなかに、自分が入ったときのことをイメージしてみて、自分の理想と近いかどうかを判断します。
「どんな仕事を誰とどこでしているのか」「同僚とどんなコミュニケーションをとっているか」をイメージするということですね。
そのために、より正確な情報を得るには、実際に社員に会って確認してみるのが一番効果的です。
といっても多くの人には、難しいでしょう。
唯一ある企業との面談においても、短い時間の中ですべてを聞き出すのは難しいかと思います。
そのため、多くの人にとって、企業が自分に合っているかどうかは運任せになってしまうことになります。
そして、運悪く外れてしまった人は、企業選びに失敗する結果となります。
未経験でのIT転職を失敗しないためにすべきこと3選
では、上述のような失敗をしないためには、どうしたらよいのかについて説明していきます。
冒頭でもお伝えしたとおり、結論は以下の3点です。
- 転職活動を始める前に、仕事内容や職種を知って興味のある領域を定める
- 適正を見極めるために、独学でイメージとのギャップがないかを確認する
- 情報不足にならないために、企業を熟知している心強い味方の力を借りる
それでは、1つずつ説明していきます。
転職活動を始める前に、仕事内容や職種を知って興味のある領域を定める
「思っていたのと違う仕事内容を任されてしまう」ことを防ぐためには、業界や業種をよく知ることが大切です。
自分に興味がある職種を絞り込んで、ターゲットとする領域を定めるためですね。
ここではざっくりと紹介していきます。興味がある領域が見つかったら、さらに調べてみてください。
- ソフトウェア系
- ハードウェア系
- インターネット・Web系
- 情報処理サービス系
- 通信・インフラ系
IT業界は大きく上記の5つの領域に分類されます。
企業によっては複数の事業を行っていて、上記の2つに属するなんてこともありますので、企業の分類というよりかは、仕事内容の分類として理解してもらればOKです。
ソフトウェア系
ソフトウェア系は、自社でソフトウェア製品を開発する仕事で、例えばMicrosoftのWindowsを作る仕事もソフトウェア系になります。
どんな職種があるのか?
ソフトウェアを開発するプログラマーや製品を販売するセールスエンジニアを担当する人が多くいます。
どんな人に向いているのか?
PCにインストールするタイプのソフトウェア(OSと密接に関わるタイプ)のプログラミングをしたい方、製品をアピールするのが得意な営業経験のある方に向いています。
将来性はどうか?
クラウドやAI・ビックデータの技術も取り入れて、新たな製品開発が活発に進められています。
今後も人手不足となる傾向があり、転職しやすい領域の1つです。
代表的な企業は?
Microsoft / Oracle / Adobe / サイボウズ
ハードウェア系
ハードウェア系は、パソコンやプリンタ、スマートフォンなど物理的な機器を製造、販売する仕事です。
どんな職種があるのか?
機器の中で動作するソフトウェアを開発する組込み系エンジニア、稼働中の機器のメンテナンスを行う保守サポートエンジニアなどが代表的な職種です。
また、機器を販売するセールスエンジニアも数多くいます。
どんな人に向いているのか?
物理的な機器に魅力を感じ、製造・販売に携わりたい方に向いています。
将来性はどうか?
パソコンやスマートフォンは新しい機器が開発され続けていますが、市場的には飽和気味となっています。
IoT技術を用いた新たな製品開発が模索されていますが、将来に渡って売上を伸ばし続けるのは難しい領域かもしれません。
代表的な企業は?
日立 / SONY / Panasonic / Apple
インターネット・Web系
インターネット・Web系は、インターネットを活用したWebサービス、インターネット広告、ソーシャルゲームなどを開発、提供する仕事です。
どんな職種があるのか?
Webの仕組みを活用した開発を行うWebエンジニア、Webサイトを使いやすくデザインするデザイナー、ユーザを集客するライターやマーケターなどが代表的な職種です。
どんな人に向いているのか?
継続的に改善していくのが好きな方、発信することが得意な方に向いています。
将来性はどうか?
近年もっとも成長している領域です。
下記の代表的な企業を見てもわかるとおり、成長企業ばかりで、今後の成長も期待できる分野です。
人手不足のため転職を狙いやすい領域です。
代表的な企業は?
Google / Yahoo! / 楽天 / Twitter
情報処理サービス系
情報処理サービス系は、顧客となる企業の課題をシステムによって解決する仕事で、SIerとも呼ばれます。
どんな職種があるのか?
顧客の課題を聞き出すITコンサルタント、解決するシステムを作るシステムエンジニアなどが代表的な職種です。
どんな人に向いているのか?
人の悩みを聞いて解決するのが好きな方、様々なツールやパーツを組み合わせて1つのシステムを作るのが得意な方に向いています。
将来性はどうか?
行政や銀行などの大口顧客がたくさんいるので仕事がなくなることはないです。
ただし、市場的には飽和状態に近くなってきているので、今後の大きな成長はあまり見込めない領域です。
代表的な企業は?
富士通 / NEC / IBM
通信・インフラ系
通信・インフラ系は、インターネット環境やモバイル回線などのインフラを拡張、整備する仕事です。
どんな職種があるのか?
インターネットを維持・管理するネットワークエンジニアや回線や設備を保守するインフラ(フィールド)エンジニアなどが代表的な職種です。
どんな人に向いているのか?
情報を整理して管理するのが得意な方、縁の下の力持ちの存在が好きな方に向いています。
将来性はどうか?
通信環境や設備はなくなることはないので、仕事がなくなることはありません。
今後も5Gや6Gなどの新技術の登場もあり、今後の発展も見込める分野です。
ただし、物理的な拡張でもあるため、爆発的な成長が予想される領域ではありません。
代表的な企業は?
NTT / KDDI / Softbank
適正を見極めるために、独学でイメージとのギャップがないかを確認する
「仕事でのプログラミングが楽しくないと感じてしまう」を防ぐには、自分の中のイメージと実際の仕事内容とにギャップを作らないことです。
そのためには、独学で勉強しながら実際に仕事を少しやってみることが一番効果的です。
IT業界の仕事は、インターネットとパソコンがあればできる仕事は多いですし、幸いなことに最近は副業ブームで土日でも働きやすくなりました。
業界分析をして興味を持った領域や職種が見つかったら、以下の方法で少し独学をしてみてください。
プログラマーやエンジニアに興味を持った場合
プログラマーやエンジニアは、どの領域でもプログラミングの知識が求められます。
まずは遊びながらプログラミングの基礎知識を身につけましょう。
おすすめはスクラッチというアプリケーションで遊んでみることです。
直感的な動作によって、プログラムの構造を動かしながら学ぶことができます。
詳しい説明は、以下の記事にまとめていますので参考にしてみてください。
>> プログラミングを始める前の学習法
「たったこれだけで、未経験からIT転職できるの?」という疑問もあると思いますが、プログラミングの考え方を知っておくことが重要なのです。
20代であれば、未経験でも考え方を知っているだけで、転職の成功確率が高くなります。
「そんなに若くないよ~」という方は、年齢に応じた戦略が必要となりますので、以下の記事も参考にしてみてください。
デザイナー、ライター、マーケターに興味を持った場合
デザイナー、ライター、マーケターは副業で働きやすい職種です。
独学よりも実践によって、経験してみるのが一番効果的です。
デザイナーはまずTwitterアイコンなどの小さな画像制作から行ってみるのがおすすめです。
できあがったらクラウドソーシングのココナラに無料で展示して案件を募集してみましょう。
恥ずかしがる必要はありません。人の好みはそれぞれですから、あなたの作品を気に入ってくれる人もいるかもしれませんよ。
ライターはクラウドソーシングのランサーズで、記事作成案件を取ってみるのがおすすめです。
できれば最初は自分が得意としている分野が望ましいですね。
残念ながら初心者だと単価は高くないですが、勉強のためなのでそこは目をつむりましょう。
いきなり案件はちょっと不安という場合には、自分でブログを立ち上げて、ライティングをしてみるのも勉強になります。
僕もこのブログを通して、最初は思ったようにうまく書けませんでしたが、だんだんとコツがつかめるようになりました。
マーケターは副業エージェントで、企業が募集している案件に参画してみることをおすすめします。
メディア運営をしている企業で働いてみるのが一番の学習になります。
平日はあまり時間がないという方でも、Workshipならリモートで土日に働ける案件もあるので、ぜひ探してみてください。
まずはマーケティングの基礎を知りたい方には、以下の書籍を読んで見るのもおすすめです。
漫画風になっていて、とても読みやすい本です。
ITコンサルタント、セールスエンジニアに興味を持った場合
ITコンサルタントやセールスエンジニアは、正直独学が難しい領域です。
製品を販売するという点で、独学でできることとしたらYouTubeで製品紹介を行ってみるということくらいしょうか。
ITコンサルタントやセールスエンジニアは、自社の製品やソリューションを熟知して、顧客の課題を解決する提案をしていくのが仕事です。
顧客の課題や悩みを推察しながら、解決する商品を紹介し、顧客の心を掴むという点ではYoutubeでも同じです。
そこで収益があげられるくらいの才能があれば、きっと転職しても力を発揮することができるでしょう。
未経験でIT転職するために、心強い味方の力を借りる
「自分に合った会社選びができなかった」を防ぐためには、情報を持っている人の力を借りることが大切です。
未経験でのIT転職で心強い味方になってくれるのは、ズバリ転職エージェントです。
「転職エージェントかよ…」と思った方も、少しお待ちください。
転職エージェントにはあなたにとってのメリットがたくさんあるんです。
例えば、
- 無料で利用でき、途中で辞めることもできる(転職活動すること自体にリスクはない)
- 業界の情報や企業の仕事や採用に関する情報を得ることができる
- 過去の転職者の情報をもとに働き方に関する情報を得ることができる
- 自分のスキルに見合った企業を紹介してくれる
- 企業にあった履歴書の書き方、面接対策を教えてくれる
- 自分では気づかなかった市場価値を客観的に教えてくれる
など、利用しない手はないんです。
以下、利用する際のポイントがいくつかあるので、お伝えしていきます。
転職エージェントには3~5社程度使う
転職エージェントによって取り扱っている企業は異なりますし、担当者によっても得意・不得意があったりします。
また、担当者も人間なので、自分との相性の良し悪しもあります。
こうした理由から3~5社程度使うことが望ましいです。
利用手順としては、最初は3~5社と話を始め、担当者との相性などから徐々に絞り込んで、最終的に2~3社から良い条件を引き出していくというのがおすすめの手順です。
自分のスキルや経歴、希望はできるだけ詳細に伝える
転職エージェントに登録すると、最初に経歴やスキル、希望条件などを入力します。
エージェントによっては、直接担当者との打合せで質問されます。
その時のポイントは、自分の経験や希望をできるだけ詳細に伝えることです。
詳細に伝えることで担当者も親身になってくれますし、紹介してくれる企業もイメージに近いものになります。
最初に登録する転職エージェントは大手を選ぶ
転職エージェント(人材紹介会社)は、大きいものから小さいものまで、実に10,000社以上あります。
親身になって転職活動に協力してくれる会社がある一方で、お金儲けのためにブラック企業を紹介するような会社もあります。
まずは誰もが知っているような、大手の転職エージェントを活用することをおすすめします。
大手の転職エージェントは、評判を気にしますからブラック企業を紹介するようなことはないでしょう。
担当者の教育も行われていますので、一定の品質を得ることができます。
大手の転職エージェントを基準の軸としつつ、慣れてきたら自分に合いそうなエージェントも選んでみるのが良いかと思います。
また、転職エージェントにも会社によってさまざまな特徴があります。
たとえば、
- 特定の業界に限らず、幅広く対応して求人数が多いエージェント
- 特定の業界に特化していて、そこでしか募集がない求人があるエージェント
- 未経験での転職に強いエージェント
のようなものです。
似たような特徴のエージェントばかりだと、似たような企業ばかり紹介されるので、分散することをおすすめします。
上記を踏まえて、最初に登録すべき転職エージェントのおすすめは、次の3社です。
上記だけでは、物足りないなと感じる場合は、以下の3社もおすすめです。
- dodaエージェントサービス [ 評判を見る ]
- マイナビIT AGENT [ 評判を見る ]
- 転職ドラフト
→業界最大級の求人数からあなたに最適な求人を提案してくれます。
→IT転職に特化したエージェントです。20代~30代を対象にIT業界出身のコンサルタントがサポートしてくれます。
→登録すると企業からオファーがくるエージェントです。自分の市場価値を知りたい方は登録してみてください。
未経験でのIT転職の成功率を上げる3つのポイント
最後にIT転職を成功率を上げるための3つポイントについてお伝えします。
早速3つのポイントをあげると
- 年齢に応じて戦略を変える
- 最初は実績を積むことを優先する
- できるだけ早く行動する
となります。
では1つずつ説明していきます。
年齢に応じて戦略を変える
僕は年齢に応じて、転職の準備や活動の方法を変えることをおすすめしています。
なぜならば、年齢によって企業の求めるスキルや考え方が変わるからです。
僕はエンジニアとして、採用活動にも携わったことがありますが、多くの企業は次のようなことを求めています。
20代の転職者に求めていること
- 自社で教育するので、1日でも早く入社してほしい
- スキルアップして数年後にチームのリーダーになってほしい
30代の転職者に求めていること
- 即戦力となるプログラミングスキルやITスキルがほしい
- 技術力でチームを引っ張ってほしい
40代の転職者に求めていること
- ITスキルだけでなく、業務知識や管理スキルもほしい
- 経験を生かして会社の発展に貢献してほしい
つまり、企業が求めている人物像になることができれば、転職の成功率をグンと高めることができるわけです。
エンジニア・プログラマー向けとなりますが、年齢ごとの詳しい戦略の立て方は、下記の記事で解説していますので、興味があればぜひご覧ください。
最初は実績を積むことを優先する
転職に期待することといえば、「年収アップ」ではないでしょうか?
多くの会社では、転職時の給料をスキルと経験に基づいて、どれくらい活躍してくれそうか、に応じて決めます。
つまり、異業界や異業種、未経験となると年収アップには不利な条件となります。
これを認識した上で転職活動を行わないと、いつまでたっても転職先を決められず時間だけが過ぎていってしまいます。
もちろん年収アップできれば、転職大成功です。
ただ、重要なのはまず実績を積むことです。
企業での実績を作ることができれば、次回の転職では、スキルや経験を武器に年収アップを勝ち取ることができるようになります。
ですから、最初は年収アップにこだわらないほうが、転職の成功率を高めることができます。
できるだけ早く行動する
もはや説明不要かもしれませんが、残念ながら日本の転職市場においては、年齢が若いほど有利になっています。
同じ未経験で20代と40代がいたら、間違いなく20代が採用されるでしょう。
僕はこの傾向について、終身雇用が強く影響していると考えています。
近年は終身雇用制度が崩壊しつつあり、ジョブ型雇用を採用する企業も増えてきました。
そのため、転職に有利な条件も今後変わってくるかもしれません。
しかし今のところは、1歳でも若いほうが有利ですので、1日でも早く転職活動を開始するほうが、転職の成功率を高めることができます。
まとめ:転職失敗のポイントを知って行動し始めよう
本記事では、IT転職を失敗するポイントと失敗しないためにすべきことを紹介しました。
改めてまとめると、IT転職を失敗するポイントは
- 思っていたのと違う仕事内容を任されてしまうから
- 仕事でのプログラミングが楽しくないと感じてしまうから
- 自分に合った会社選びができなかったから
であり、失敗しないためにすべきことは、
- IT業界の仕事内容や職種を知って、興味のある領域を見つける
- 独学で少し学び、自分のイメージとギャップがないかを確認する
- 転職エージェントを活用してアドバイスをもらいつつ、様々な企業と面談する
でした。
もしかすると、これを読んでいるあなたは、自分にIT業界が向いているのかわからない、という状況かもしれませんね。
そのときは、まずIT業界について自分なりに調べて、興味のある職種を見つけてみてください。
見つかったら、実際に手を動かして学んでみるのがおすすめです。
調べているだけではわからなったことがたくさんあると思います。
経験して面白さを感じたら、すぐさま転職活動を始めましょう。
失敗を恐れずにどんどん行動すると、きっと人生がいい方向へ変わります。
本当の失敗は、何もせずに行動しないことですからね!
本記事で紹介したリンクのまとめ
プログラマーやエンジニアに興味を持った方向けのリンク
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