プログラミングを始める前の学習法

プログラミング

これからプログラミングを始めたいが何からしたらよいかわからない方、プログラミングを始めてみたが壁にぶつかってしまった方向けの記事になります。

僕は大学で初めて本格的にプログラミングを学び始めました。最初からプログラミング言語を使ってプログラムを作成し、実行するという方法で学習し始めたのですが、まもなく大きな壁にぶつかりました。それは、プログラムが思ったとおりに動かない、ということです。想定する結果が頭にあり、分かっているのに何故かプログラムは思ったとおりに動かず、想定した通りの結果にならないという状況でした。
今から思えば、それはプログラミング脳が鍛えられていなかったからだと思います。

プログラムは機械ですから、人間が命令したとおりに動きます。そして命令していないことは行いません。当たり前のことですが、当時の僕にはそれがきちんと理解できていませんでした。それは、最終結果がこうなってほしい、ということだけを考えていて、命令の1つ1つがどのようなステップで実行され、結果がどうなるのかが考えられていなかったということです。この命令の1つ1つがどのような結果となるのかを、自分が機械のように考えていく力こそ、プログラミング脳であると僕は考えています。

プログラミング脳を鍛えるおすすめの学習法

本を使って学習する、プログラミングスクールに通うというのももちろん良いのですが、その前にプログラミング脳を鍛えておけると、本やプログラミングスクールでの学習効果が大きく変わると思います。
プログラミング脳を鍛えるをおすすめの学習法は、スクラッチ(Scratch)を使って学習する方法です。スクラッチは、

Scratch財団がマサチューセッツ工科大学メディアラボ ライフロングキンダーガーデングループ(MIT Media Lab Lifelong Kindergarten Group)と共同開発する、8〜16才のユーザーをメインターゲットにすえた無料の教育プログラミング言語及びその開発環境
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

になります。

説明よりも触ってもらったほうが理解が早いのですが、ブラウザでプログラミング言語を使うことなく、アニメーションのプログラムを作ることができ、キャラクターがプログラムの通りに動くことを体感することができます。命令の1つ1つが、キャラクターを「動かす」「回す」などの動作や「こんにちはと言う」などの表現を表していて、それらを組み合わせることで様々な動作や表現を作ることで、ゲームや物語などを作っていくことが出来るというものです。どんなことが出来るかはチュートリアルに動画があるので、御覧ください。

最初にキャラクターにどんな動作をさせたいかを考えた後に、1つ1つの命令の結果がどうなり、そして組み合わせた後に最終結果がどうなるのかを考えることでプログラミング脳が鍛えられます。また、1つ1つの命令の結果が視覚的にわかりやすいので、実際のプログラミングを始める前の学習としておすすめです。

僕がプログラミングを始めたときは、スクラッチはまだなかったのですが、このスクラッチと似たような、1つ1つの命令の結果を考えながら全体を作り上げることを学習していくような授業がありました。最初はよく分からず授業を受けていたのですが、ある時パッと視界が開けたかのような瞬間がありました。その後は、実際のプログラミング言語を使ったプログラミングもスイスイできるようになり、プログラミングを行うことが楽しくなりました。まさにぶつかっていた壁がなくなる瞬間を体験できたのだと思います。

これからプログラミングを始める方、プログラミングの壁にぶつかってしまった方は、ぜひプログラミング脳を鍛えて、楽しいプログラミングライフを送ってほしいと思います。

実際のプログラミング言語を使った学習法については、別の機会に紹介しようと思います。

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