未経験でのIT転職は、不安や心配ごとが多くなります。
「自分に向いているかわからない」「残業が多くて仕事がつらかったらどうしよう」と考える人は多いと思います。
本記事では、こういった不安や心配ごとを少しでも小さくするために、IT転職を失敗しないためにすべきことを3つ紹介します。
記事を書いている僕は、IT業界歴20年ほどの現役エンジニアです。
これまでに転職を行いながら様々な企業で働き、エンジニアとして採用活動にも携わった経験があります。
早速ですが、未経験でのIT転職を失敗しないためにすべきことは以下の3点です。
- 未経験でIT転職する前に、仕事内容や職種を知って興味のある領域を見つける
- IT転職を失敗しないために、独学でイメージとのギャップがないかを確認する
- 未経験でIT転職するために、心強い味方の力を借りる
それぞれ深堀りして解説していきます。
未経験でIT転職する前に、仕事内容や職種を知って興味のある領域を見つける
IT業界といえばプログラマーやエンジニアを想像することが多いと思いますが、様々な種類の企業や仕事があります。
まずはざっくりと紹介していきます。興味がある領域があればさらに調べてみてください。
- ソフトウェア系
- ハードウェア系
- インターネット・Web系
- 情報処理サービス系
- 通信・インフラ系
IT業界は大きく上記の5つの領域に分類されます。
企業によっては複数の事業を行っていて、上記の2つに属するなんてこともありますので、仕事内容の分類として理解してもらればOKです。
ソフトウェア系
ソフトウェア系は、自社でソフトウェア製品を開発する仕事で、例えばMicrosoftのWindowsを作る仕事もソフトウェア系になります。
どんな職種があるのか?
ソフトウェアを開発するプログラマーや製品を販売するセールスエンジニアを担当する人が多くいます。
どんな人に向いているのか?
OSなどの低レイヤのプログラミングをしたい方、製品をアピールするのが得意な営業経験のある方に向いています。
将来性はどうか?
クラウドやAI・ビックデータといった新しい技術によって、新たな製品開発が活発に進められています。
今後も人手不足となる傾向があり、転職しやすい領域の1つです。
代表的な企業は?
Microsoft / Oracle / Adobe / サイボウズ
ハードウェア系
ハードウェア系は、パソコンやプリンタ、スマートフォンなど物理的な機器を製造、販売する仕事です。
どんな職種があるのか?
機器の中で動作するソフトウェアを開発する組込み系エンジニア、稼働中の機器のメンテナンスを行う保守サポートエンジニアなどが代表的な職種です。
また、機器を販売するセールスエンジニアも数多くいます。
どんな人に向いているのか?
物理的な機器に魅力を感じ、製造・販売に携わりたい方に向いています。
将来性はどうか?
パソコンやスマートフォンは新しい機器が開発され続けていますが、市場的には飽和気味となっています。
IoT技術を用いた新たな製品開発が模索されていますが、大きな売上を上げるのは難しい領域かもしれません。
代表的な企業は?
日立 / SONY / Panasonic / Apple
インターネット・Web系
インターネット・Web系は、インターネットを活用したWebサービス、インターネット広告、ソーシャルゲームなどを開発、提供する仕事です。
どんな職種があるのか?
Webの仕組みを活用した開発を行うWebエンジニア、Webサイトを使いやすくデザインするデザイナー、ユーザを集客するライターやマーケターなどが代表的な職種です。
どんな人に向いているのか?
継続的に改善していくのが好きな方、発信することが得意な方に向いています。
将来性はどうか?
近年もっとも成長している領域です。
下記の代表的な企業を見てもわかるとおり、有名な成長企業ばかりで、今後の成長も期待できる分野です。
人手不足のため転職を狙いやすい領域です。
代表的な企業は?
Google / Yahoo! / 楽天 / Twitter
情報処理サービス系
情報処理サービス系は、顧客となる企業の課題をシステムによって解決する仕事で、SIerとも呼ばれます。
どんな職種があるのか?
顧客の課題を聞き出すITコンサルタント、解決するシステムを作るシステムエンジニアなどが代表的な職種です。
どんな人に向いているのか?
人の悩みを聞いて解決するのが好きな方、様々なツールやパーツを組み合わせて1つのシステムを作るのが得意な方に向いています。
将来性はどうか?
行政や銀行などの大口顧客がたくさんいるので仕事がなくなることはないです。
ただし、市場的には飽和状態に近くなってきているので、今後の成長性はあまり見込めない領域です。
代表的な企業は?
富士通 / NEC / IBM
通信・インフラ系
通信・インフラ系は、インターネット環境やモバイル回線などのインフラを拡張、整備する仕事です。
どんな職種があるのか?
インターネットを維持・管理するネットワークエンジニアや回線や設備を保守するインフラエンジニアなどが代表的な職種です。
どんな人に向いているのか?
情報を整理して管理するのが好きな方、縁の下の力持ちの存在が得意な方に向いています。
将来性はどうか?
通信環境や設備はなくなることはないので、仕事がなくなることはありません。
今後も5Gや6Gなどの新技術の登場もあり、今後の発展も見込める分野です。
ただし、物理的な拡張でもあるため、爆発的な成長が予想される領域ではありません。
代表的な企業は?
NTTドコモ / KDDI / Softbank
IT転職を失敗しないために、独学でイメージとのギャップがないかを確認する
IT転職で失敗する一番の要因は、自分の中でのイメージと実際の仕事内容とに大きなギャップがあることでしょう。
- 「プログラミングがしたい」と思って転職したのに、実際はシステム運用の仕事ばかり任された
- おしゃれで華やかな仕事現場をイメージしていたのに、実際は納期がきつくて毎日残業している
というのはよく聞く話です。
このギャップを作らない(転職前に気づく)ためには、独学で少し勉強しながら実際に仕事をやってみるというのが一番です。
IT業界の仕事は、インターネットとパソコンがあればできる仕事は多いですし、幸いなことに最近は副業ブームで少ない時間で働くことも可能になりました。
業界分析をして興味を持った領域や職種が見つかったら、以下の方法で独学を少ししてみてください。
プログラマーやエンジニアに興味を持った場合
プログラマーやエンジニアは、どの領域でもプログラミングの知識が求められます。
まずは遊びながらプログラミングの基礎知識を身につけましょう。
おすすめはスクラッチというアプリケーションで遊んでみることです。
直感的な動作によってプログラムの構造を動かしながら学ぶことができます。
詳しい説明は、「プログラミングを始める前の学習法」の記事にまとめています。
「たったこれだけで、未経験からIT転職できるの?」という疑問があると思いますが、年齢が若いほど未経験でも成功確率が高くなります。
「そんなに若くないよ~」という方は、以下の記事も参考にしてみてください。
デザイナー、ライター、マーケターに興味を持った場合
デザイナー、ライター、マーケターは副業で実際に働きやすい職種です。
独学よりも実践によって、経験してみるのが一番です。
デザイナーはまずTwitterアイコンなどの小さな画像制作から行ってみると良いです。
出来上がったらクラウドソーシングのココナラに無料で展示して案件を募集してみましょう。
ライターはクラウドソーシングのランサーズで、ライター案件を取ってみると良いです。
決して単価は高くないですが、勉強のためなのでそこは目をつむりましょう。
また、自分でブログを立ち上げて、ライティングをしてみるのも勉強になります。
僕もそうでしたが、最初は思ったようにうまく書けないものですが、だんだんとコツがつかめるようになります。
マーケターは副業エージェントのWorkshipで、企業が募集している案件に参画してみましょう。
簡単ではないかもしれませんが、メディア運営をしている企業で働いてみるのが一番の学習になります。
マーケティングの基礎を知りたい方には、以下の書籍を読んで見るのもおすすめです。
漫画風になっていて、とても読みやすい本です。
ITコンサルタント、セールスエンジニアに興味を持った場合
ITコンサルタントやセールスエンジニアは、正直独学が難しい領域です。
製品を販売するという点で、できることとしたらYoutubeで製品紹介を行ってみるということです。
顧客の課題や悩みを推察しながら、解決する商品を紹介し、顧客の心を掴むという点ではYoutubeでも同じです。
そこで収益があげられるくらいの才能があれば、きっと転職しても力を発揮することができるでしょう。
未経験でIT転職するために、心強い味方の力を借りる
未経験でのIT転職で心強い味方になってくれるのは、ズバリ転職エージェントです。
「転職エージェントかよ…」と思った方も、少しお待ちください。
転職エージェントには転職者にとってのメリットがたくさんあるんです。
例えば、
- 無料で利用でき、途中で辞めることもできる
- 業界の情報や企業の仕事や採用に関する情報を得ることができる
- 自分のスキルに合った企業を紹介してくれる
- 企業にあった履歴書の書き方、面接対策を教えてくれる
- 自分では気づかなかった市場価値を客観的に教えてくれる
など、利用しない手はないんです。
詳しい説明は「エンジニアになりたい理由の伝え方【エンジニア視点で解説】」で解説しているので、興味があればご覧ください。
転職エージェントには3~5社程度使う
転職エージェントによって扱っている企業は異なりますし、担当者によって得意・不得意があったりします。
また、担当者も人間なので、自分との相性の良し悪しもあります。
最初は3~5社に登録して話を始め、徐々に絞り込んでいき、最後に2~3社で良い条件を引き出していくイメージです。
自分のスキルや経歴はできるだけ詳細に伝える
転職エージェントに登録すると、最初にスキルや経歴を入力します。
エージェントによっては、直接担当者との打合せで質問されます。
できるだけ詳細に伝えることで、担当者も親身になってくれますし、紹介してくれる企業もイメージに近いものになります。
最初に登録しておくべき転職エージェント3社
→案件数が豊富なのでまずはここに登録することをおすすめします。
→IT転職に特化したエージェントです。20代~30代の経験浅めの方を対象としています。
→登録すると企業からオファーがくるエージェントです。自分の市場価値を知りたい方は登録してみてください。
本記事のまとめ
未経験でのIT転職を失敗しないためにすべきこと3選をまとめると、以下となります。
- IT業界の仕事内容や職種を知って、興味のある領域を見つける
- 独学で少し学び、自分のイメージとギャップがないかを確認する
- 転職エージェントを活用してアドバイスをもらいつつ、様々な企業と面談する
今はまだ自分にIT業界が向いているのかわからない、という状況だと思いますが、業界を知りつつ手を動かして学んでみるのがおすすめです。
失敗を恐れずにどんどん行動すると、きっと人生がいい方向へ変わります。
本当の失敗は、何もせずに行動しないことですので。
本記事で紹介したリンクのまとめ
プログラマーやエンジニアに興味を持った方向けのリンク
デザイナー、ライター、マーケターに興味を持った向けのリンク
- デザイナーは画像制作してココナラに展示してみましょう。
- ライターはクラウドソーシングのランサーズで、ライター案件を取ってみましょう。
- マーケターは副業エージェントのWorkshipで、企業が募集している案件に参画してみましょう。
IT転職におすすめのエージェント3社
- リクルートエージェント
- マイナビIT AGENT
- 転職ドラフト
案件数が豊富なのでまずはここに登録することをおすすめします。
IT転職に特化したエージェントです。20代~30代の経験浅めの方を対象としています。
登録すると企業からオファーがくるエージェントです。自分の市場価値を知りたい方は登録してみてください。

![沈黙のWebライティング Webマーケッター ボーンの激闘 [ 松尾茂起 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6232/9784844366232.jpg?_ex=128x128)


コメント