エンジニア転職におけるスキル不足を解決する3つの方法

エンジニア転職におけるスキル不足を解決する3つの方法転職
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「今の会社は嫌だ、辞めたい。けどスキルに自信がなくて困っている」
「スキル不足で何回も転職に失敗しているけどどうしたらよいのか」
「転職に必要なスキルはどうやって身につけたらよいのか」

と悩んでいるエンジニアの方はいないでしょうか?

僕はエンジニア転職におけるスキル不足を解消する方法は3つあると考えています。

  • 長く使えるスキルを身につける
  • 転職先の企業が必要とするコアスキルを見極める
  • 客観的な視点で自分を評価する

僕はエンジニア歴20年の現役エンジニアで、転職も経験してきました。
また、採用する立場としてエンジニア転職に携わったこともあります。

上記3つの詳しい説明をしていきますので、スキル不足で転職に悩んでいるのであればぜひ最後までご覧ください。

なぜエンジニア転職においてスキル不足を感じてしまうのか

なぜエンジニア転職においてスキル不足を感じてしまうのか

まずは、なぜスキル不足を感じてしまうのかについて説明します。
原因がわかれば対処法もわかりますので、当てはまるものがないか考えながらご覧ください。

最初に主な原因3つをあげると以下になります。

  • 同じ業務ばかりで使う技術が変わらないから
  • 転職先にスキルミスマッチな企業を選択してしまうから
  • 自分の市場価値を把握できていないから

順番に説明していきます。

同じ業務ばかりで使う技術が変わらないから

最近同じ業務を繰り返し行っていないでしょうか?
たしかに同じ企業に長年勤めていると、同じ業務を続けがちになり、それが楽だったりします。

しかし、それはスキル不足を感じてしまう1つの要因であると僕は考えています。
なぜなら、以下のような負のサイクルに入ってしまうからです。

 ①同じ業務を続けると、使うスキルが偏ってしまう
 ②使うスキルに変化がないと、学習の機会や意欲も減ってくる
 ③いざ転職しようと思っても、スキル不足で転職できず、結局同じ会社に残る。①に戻る

これは、会社に依存しすぎている危険な状態とも言えます。
今の時代に会社が倒産しない、または自分がリストラにならない、なんて保証はないですからね。

転職先にスキルミスマッチな企業を選択してしまうから

求人情報に掲載されている必須スキルと歓迎スキルは確認していますでしょうか?
年収や福利厚生に目がいってしまう気持ちもわかりますが、採用する側の気持ちとしてはぜひじっくり見てほしい箇所なんです。

総務省の「平成28年経済センサス‐活動調査」によると、日本の企業数は約385万社あるとされています。

その1つ1つの会社で必要とされるスキルは異なります。
つまり、385万通りの採用条件があるということですね。

自分のスキルと相手が求めるスキルを上手にマッチングさせると採用の確率が高まります。
転職はいかに自分と相性のよい会社を見つけられるかが重要で、お見合いのようなものなんですよね。

自分の市場価値を把握できていないから

自分の市場価値は把握できていますでしょうか?
自分を客観的に評価して価値をつけるのは難しいですよね。

会社の中にいると、どうしても身近な人と比べがちになってしまいます。
とくに優秀と感じる人と比較してしまうと自信をなくしてしまうこともあるでしょう。

 ①自信がなくなるとモチベーションが下がってしまう
 ②モチベーションが下がるとスキルアップの行動ができなくなる
 ③いざ転職しようと思っても、スキル不足で転職できず、結局同じ会社に残る。①に戻る

こんな悪循環になっていたら、危険な状態です。
自分の市場価値は特定の人と比べることではないですからね。

エンジニア転職におけるスキル不足を解決する3つの方法

エンジニア転職におけるスキル不足を解決する3つの方法

スキル不足を感じてしまう理由を踏まえ、これらを解決する3つの方法について説明します。
最初に列挙すると、以下の3つです。

  • 長く使えるスキルを身につける
  • 転職先の企業が必要とするコアスキルを見極める
  • 客観的な視点で自分を評価する

順番に解説していきます。

長く使えるスキルを身につける

プログラミング言語やツール(フレームワークなど)には、流行り・廃りがあります。
僕が社会人1年目に学んだ技術の大半は、もはや廃れて使われなくなりました。

その一方で、20年間ずっと変わらず使える技術があります。
それは、以下の3つです。

  • Linux(Unix)
  • Web(ネットワーク)
  • SQL(DBMS)

これらはクラウド技術が主流になった今でも毎日のように使っていますし、どこの企業に行っても使っています。
長く使えるスキルを身につけることで、スキルの土台を作り、新しい技術に応用させていくことができます。

では、これらの学習方法についてもお伝えします。

Linuxの学習方法

Linuxのスキルは、コマンドを使って様々な操作をできるようになることが目的です。

クラウド化が進んでもやはりコマンドによる操作が必要になる場面があります。
また、シェルプログラミングができるようになると、作業の自動化をしやすくなるメリットがあります。

Linuxの学習方法としては、実際にコマンドを打って体験しながら学習することがおすすめです。
具体的には、以下の方法があります。

①最初は無料の ドットインストールProgate で同じ操作を行う
 PCがMacの場合はターミナルでそのまま操作できますが、Windowsの場合は環境構築が必要になります。
 環境構築は、LPI-JAPANが提供している 環境構築ガイド や、「WSL」で検索して出てくるページを参考にすると良いと思います。

②コマンド操作に慣れたら、書籍で体系的に学習する
 書籍は「新しいLinuxの教科書」がおすすめです。よく使うテキスト処理や正規表現、シェルスクリプトを中心に学習することができます。
 

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③学習の成果を確認するのに、資格(Linux Professional Institute)を取得してみる
 学習のモチベーションを高めるために挑戦してみるのもアリです。
 やや幅広い内容が出題されるので、合格にするにはLPI-JAPANが無料で提供している Linux標準教科書 で学習するのがおすすめです。

Webの学習方法

Webのスキルとは、Webで最もよく使われるHTTPの仕組みを理解することが目的です。
仕組みを理解することで、Webシステムのエラー発生時に対処方法がわかるようになるメリットがあります。

学習としては、知識を身につけることがメインになります。
書籍「Webを支える技術」を読みながら学習していくのがおすすめです。

どんな内容が書いてあるのかは、「【エンジニアの必須知識】HTTPとは何か」でも解説しているので、よろしければご覧ください。

SQLの勉強法

今やデータベースを使わないシステムはないと言ってもよいほど状況です。

SQLのスキルとは、データベースにある情報を自由に加工、または蓄積することが目的です。
最近のプログラミングではSQLを使わないことが増えてきましたが、SQLの知識があるとどんなプログラミング言語でも応用できるメリットがあります。

SQLの学習方法としては、実際に使いながら学習するのがおすすめです。
具体的には、以下の方法があります。

 ①最初は無料の Progatepaizaラーニング で同じ操作を行う
  データベースの環境が必要となりますが、インストールなしで手軽に試せる DB Fiddle がおすすめです。

 ②書籍で問題を解きながら学習する
  書籍は、「スッキリわかるSQL入門」がおすすめです。256問の問題を解きながら学習を進めることができます。
  

 ③実務で使って体験する
  SQLは実務で使えてこそ役立ちます。プログラムをSQLに置き換えてみるなど、実務でデータベースを使う場面でSQLを使ってみましょう。

転職先の企業が必要とするコアスキルを見極める

求人情報には「必須スキル」と「歓迎スキル」が記載されています。
実は、「必須スキル」の中でも優先度の高いものと低いものがあるのです。

ここは確実に見極めておきたいところです。
例えば、以下のような記述があります。(実際の求人情報から加工して抜粋しています)

  • Python / R / Javascriptなどでの機械学習・データシステム開発プログラミングスキル
  • クラウド(AWS、Azure、GCPなど)上での基盤構築経験
  • システム開発の経験3年以上
  • コミュニケーションスキル
  • 開発を通して価値を生み出すことに興味がある方

上の2つは、具体的な言語名やスキル名が記載されています。おそらくいずれかの経験がないと採用されるのは難しいでしょう。
このような固有名詞が記載されているものは、実際に業務で使われている優先度が高いスキルになります。

一方で下の3つは、やや曖昧な基準であったり、マインド的な内容です。
これらは自分では足りないと思っても、学習中であることや意欲を面接でアピールすることで意外と突破できたりします。

採用する側も人間ですから、最後は直感で決めたりします。
ですから、コアスキルの見極めて対策していくことが大切になります。

客観的な視点で自分を評価する

エン・ジャパンの調査によると、転職活動における悩みの第1位は「アピールポイントや適正、やりたいことがわからない」とのことです。

自分を客観的に評価するには、私情が入らないようにすることが大切です。
そのためには、ツールを使ったり、第三者に評価してもらう方法があります。

自己分析ツールとして有名なのは、ストレングスファインダーです。
詳細な説明は割愛しますが、質問に答えていくと34の資質から自分が優れた能力を発見することができます。
興味があれば調べてみてください。

第三者による評価は、誰でも良いというわけではありません。評価するための知識と経験が必要です。
どちらも兼ね備えているのが、転職エージェントです。

転職エージェントのメリットは、無料で利用でき、相談だけも可能(実際に転職しなくても問題ない)であることです。
注意点があるとすれば、担当者によって評価にはバラツキがでます。3社程度に相談すると、共通点から本当の自分の評価が見えてきます。

転職エージェントは、実績が豊富で満足度の高い以下の中から3社程度選ぶのがおすすめです。

スキル不足を解消するメリット

スキル不足を解消するメリット

今すぐにスキル不足を解消することは無理でも、今後継続して学習していくために、スキル不足を解消するメリットについて3つお伝えします。

転職先として選択できる企業の幅が広がる

転職先でさらなるスキルアップができるかどうは、仕事内容や環境が大きく影響します。

レバテックキャリアの調査によると、ITエンジニアの転職理由のトップは「キャリアアップ」で、転職先選びで優先するのは「スキルアップ」となっています。
やはり、スキルの高い人は転職によってさらにスキルを高めているということですね。

また、転職理由にリモートワーク可、副業可の企業を希望する人が増えています。
スキル不足を解消していくことで、こうした自分が希望する働き方を実現できる企業を選択できる可能性も高めていくことができます。

年収が上がりやすい

厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」によると、転職によって年収が増えた人は全体の40%程度になっています。
コロナ禍の影響があっても、多くの人が年収をアップさせることに成功しています。

ITエンジニアの年収は、一般的にコンサルタントやアーキテクトなどの上流工程を担当する職種のほうが高くなる傾向があります。
コンサルタントやアーキテクトになるには、技術はもちろん業務知識やコミュニケーション力などの様々なスキルが必要となります。

つまり、幅広いスキルを身につけることで、転職先で様々な需要に応えることができ、その結果年収が上がりやすいということになります。

独立することができる

ランサーズの「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」によると、2020年以降フリーランスの人口が大幅に増加しています。

また、株式会社コミットグロースの調査によると、7割以上のフリーランスエンジニアがスキル不足を感じる人でもフリーランスでやっていけると回答しています。

僕自身は、フリーランスになるときに案件が獲得できるかという不安はありましたが、エージェントを利用することで安定して収入を得ることができました。
エージェントとのやり取りで分かったのは、やはりスキルが高いほうがたくさんの案件にアプローチできるということでした。

僕が感じたフリーランスのメリットや会社員との違いは、以下の記事で紹介していますので興味があればご覧ください。
>> 会社員エンジニアとフリーランスエンジニアの違い【増えたこと減ったこと】

エンジニア転職のスキル不足に関するよくある質問

エンジニア転職のスキル不足に関するよくある質問

最後に、エンジニア転職のスキル不足に関するよくある質問について、僕の考えや経験からお答えします。

ITエンジニアは転職しすぎと言われるけど大丈夫なの?

結論としては大丈夫です。
なぜならITエンジニアの転職は当たり前になってきていて、採用者自身も転職者であることが多いからです。

とくにスタートアップ企業にはその傾向が強く、僕が勤めていたときも入退社の出入りがとても多かったです。

また、転職サイトのDodaの調査でも、約6割の人が転職に前向きで、今後一般的になると回答しています。
今後は、1社を定年まで勤めるほうが少なくなっていくのかもしれませんね。

いつも面接で落ちてしまいます。スキル不足だから?

多くの企業では2回以上の面接を行います。
1回目が実務担当者レベル、2回目以降が役員担当者レベルとの面接になります。

もしも、1回目の面接で落ちることが多いのであれば、スキル不足と判断されているのかもしれません。
実務担当者は、自分と一緒に仕事をすることを想定するので、スキルを重要視する傾向にあります。

逆に、2回目以降の面接で落ちることが多いのであれば、自己アピールがうまくできていないのかもしれません。
役員担当者は、会社にとってふさわしい人物であるか、問題を起こすリスクがないかなど、人間性を重要視する傾向にあります。

ちなみに転職エージェントを利用すると、不採用の理由も教えてくれるので次回の面接に活かすことができますよ。

30代ですがスキル不足のため転職に自信がないです。良い方法はある?

30代は即戦力を求められるので、たしかにスキル不足では転職は難しくなります。
その場合は、軸ずらし転職がおすすめです。

軸ずらしとは何かは以下の記事で紹介しています。40代向けの記事ですが、スキル不足をカバーする方法もお伝えしています。
>> 40代未経験からプログラマーへの転職を成功させる3つの秘訣

または、転職エージェントを頼るのもアリだと思います。
とくにはじめての転職となる場合は、転職活動が楽になるので利用することをおすすめします。

無料ですし、ダメだと思ったら途中で辞められるので、利用するリスクはゼロです。
はじめての転職におすすめなのは以下の転職エージェントです。

転職の面接でスキルに関する質問はある?どう対応したらよい?

僕の経験から、とくに1回目の面接でスキルに関する質問をされることが多いです。
就職の筆記試験ほどではありませんが、軽くテストをする感じでしょう。

対応策としては日頃から勉強しておくことが正攻法ではあります。
ただ、それでは運次第にもなってしまうので解決策としては厳しいですよね。

実は、転職エージェントを利用すると、よくある質問をこっそり教えてもらうことができたりします。
実際に面接を受けた人から質問内容を聞いているからですね。

もちろんまったく同じ質問をされるとは限りませんが、傾向はつかめるので多少の準備はできます。
質問内容を知るために転職エージェントを利用するのは邪道かもしれませんが、自分の一生がかかっているので、使えるものは利用していきましょう。

SEでスキル不足を感じるのですが転職はできる?

SEはドキュメント作成に多くの時間を費やすため、スキルを高める時間が少なくなりがちです。
そのため、いきなり技術力重視のWeb系企業やスタートアップ企業に転職するのは難しいかもしれません。

まずは今のスキルを活用できる企業(できればSIer以外)に転職してみるのはいかがでしょうか?
スキルを磨く時間を確保し、最終的に目標とする企業へ転職する方法であれば難しくはないと思います。

候補となる企業を探すのが大変ということであれば、やはり転職エージェントを頼ってみましょう。

ちなみにSIerとWeb系企業との違いについては、僕自身の体験談として以下の記事にまとめていますので、よろしければご覧ください。
>> 【体験談】SIerからWebエンジニアに転職して変わったこと5選

まとめ:スキル不足を感じたら原因にあった対処をしよう

まとめ:スキル不足を感じたら原因にあった対処をしよう

スキル不足を感じる場合には、何かしら原因があります。
まずは原因をつかんで、効果的な対処をしていきましょう。

改めてスキル不足の原因と解決策をまとめると、

  • 同じ業務ばかりで使う技術が変わらないから
  •  →長く使えるスキルを身につける

  • 転職先にスキルミスマッチな企業を選択してしまうから
  •  →転職先の企業が必要とするコアスキルを見極める

  • 自分の評価を正しく把握できていないから
  •  →客観的な視点で自分を評価する

となります。

スキル不足を把握できただけでも、成長するための第1歩を踏み出せたと思います。
ですからあまり悲観的になる必要はありません。

あなたが目指す理想の働き方に一歩でも近づけるように一緒に頑張っていきましょう!

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