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文系出身の新卒エンジニアは活躍できるのか

転職

エンジニアは求人も高く、将来必要とされる職業と見込まれているため、エンジニア業界への就職を考えている文系学部生または文系出身の方もいらっしゃると思います。

そうした人たちの共通の悩みとして、「就職できてもエンジニアとしてやっていけるのだろうか」「プログラミングもできないのに、会社で活躍出来るのだろうか」という不安を抱えている人が多いことと思います。

僕はこれまでに文系出身の新卒エンジニアをたくさん見てきました。
その中で、エンジニアになって数年後、活躍している人にはある共通点があったように思います。
10年程度経つと、理系出身よりも文系出身の人のほうがむしろ活躍していることが多いように感じられるようになりました。

本記事では、大企業で文系出身エンジニアをたくさん見てきた僕の経験から、活躍している文系出身エンジニアの共通点や、文系出身であることの優位性について解説します。

エンジニアへの就職を迷っている文系学部生や文系出身の方の参考情報になれば幸いです。

文系出身の新卒エンジニアは活躍できるのか

文系出身エンジニアが活躍することはできます。
活躍している人には、以下の共通点があると思います。

①就職後はがむしゃらにITの学習をしている
②学生時代に学んだ得意領域を活かしている

①就職後はがむしゃらにITの学習をしている

就職直後は、やはり理系出身の人のほうが経験で勝るため、文系出身の方にとってはつらい状況となります。
最初は専門的な技術用語の意味がわからず、先輩社員が話している内容が理解できない状況になることもあります。

最初に苦労する点は、エンジニア業界に限らず、どこも同じではあると思いますが、それをクリアするための一定の学習量は必要となります。

そんな状況でもうまく学習していると感じる人は、以下のようにしていました。

  • 周りの同じような境遇の人を探し、共に学習を進めることで、モチベーションを維持する。
  • 周りの理系出身の人を味方に付け、自分がわからない部分を質問して、理解を深める。

一人で学習するよりも、近くに味方がいることで、速いスピードで成長している人が多かったように思います。

最初はみんな苦労していますが、諦めず学習し続ける人が、数年後に必要とされるエンジニアになっていました。

②学生時代に学んだ得意領域を活かしている

就職してから3,4年もすると、業務にも慣れて、文系出身と理系出身のスキル差はほとんどなくなってきます。

ここで文系出身者が、学生時代などで学んできた得意領域を活かすことができると、さらに活躍する領域が広がります。

例えば、金融系の文系出身者であれば、金融系の顧客を相手とするような部署で仕事をしたり、英語などの語学系の文系出身者であれば、その言語が必要とされる部署で仕事をするなどです。

理系出身者は、学生時代も含めて、ITに近い分野を勉強してきているため、金融などの特定領域の知識に乏しく、業務知識の理解に苦労します。
同様に、語学の習得には時間がかかるため、すでに習得している文系出身者のようにはなれず、苦労している人が多いように見受けられます。

学生時代のように、比較的時間に余裕がある時に、何か一つの分野で深く学んでおけると、エンジニアになったとしてもそれを活かすことができます。

就職してからある程度の年数が経過してしまうと、仕事量も増えるため、その段階で学習しようとしても、どうしても時間が取りづらい状況となります。

このような理由もあり、文系出身エンジニアが、エンジニアとしての知識や経験を身につけ、得意領域を活かせる領域で仕事をすることで、理系出身エンジニア以上に活躍することが出来るようになります。

最初の就職先は重要

このようなキャリアを歩んでいくためには、最初の苦労をいかにして乗り切れるかが重要になります。

必要なのは学習を継続するモチベーションの維持と、学習スピードを高めるための環境です。
このような条件を満たせることができる就職先を選定する必要があります。

そのため、新卒エンジニアを毎年一定数募集している企業が良いと思います。
また、得意領域を活かすために、その領域が必要とされている企業を選択するのも良いですし、エンジニアとしての経験を積めたら、転職するというのもアリだと思います。

文系出身者にこそエンジニアを目指してほしい

エンジニアといってもIT知識があれば良いというわけではなく、携わる業界・業種によって様々な業務知識が必要となります。
また、グローバル化を進めていくためには、海外の人と日本語以外でのコミュニケーションをとる必要があります。

そうした特化した領域で活躍するためには、文系出身者のほうが向いていると僕は考えています。
エンジニアとしての勉強は、就職してからでもなんとかなります。

多様化・グローバル化が進むこの時代だからこそ、文系出身者にはエンジニアを目指してほしいと思います。

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