これからプログラミングの学習を始める方は、どんな勉強をしたら良いか悩んでいませんでしょうか。
プログラミングスクールでも独学でも、自分の勉強方法を見つけておくと理解が速くなります。
本記事では、エンジニアである僕が新しいプログラミング言語を勉強する際にも使っている方法を紹介します。
プログラミングスクールに通っている方でも、独学の方でも参考になる情報だと思いますので、最後までご覧いただければと思います。
初心者向けおすすめ勉強法
僕が新しいプログラミング言語を勉強する際は、以下の内容で行っています。
- ➀無料動画でざっくり把握する
- ➁書籍で詳細を確認する
- ➂書籍のプログラムコードを写経する
- ➃写経したコードの一部を書き換えて動きを確認する
- ➄一から環境を作ってアプリケーションを作ってみる
- ➅Qiita等の詳細な技術情報を試してみる
- ➆クラウドソーシング等で出ている案件を真似てみる(おまけ)
それぞれ詳しく解説していきます。
➀無料動画でざっくり把握する
まずはYoutubeやドットインストール、Progate等の無料動画で全体像をざっくりと把握します。
その際に疑問点や理解できなかったところを詳細に学習する点としてメモしておきます。
プログラミングスクールに通っている方は、スクールが提供している動画や授業もこれに当たります。
プログラミングスクールでも授業だけですべて理解するのは難しいので、自分用の学習方法で理解を深めていくことをおすすめします。
最初は使っている用語の意味が分からないというものあると思います。
そのような部分がこの後できちんと学習すべき項目になってきます。
➁書籍で詳細を確認する
動画で理解できなかった点や疑問点を書籍で確認して理解します。
書籍は体系的に書かれているので、全部読んで理解するのは時間もかかって難しいのですが、調べたい部分が決まっている場合には有用です。
特に技術書は分厚いので、すべてを読む必要はありません。自分がその時に必要な部分だけ読んで理解できれば良いです。
書籍は書店で購入できるものでも良いですし、プログラミングスクールの教材でも構いません。
書籍でも全く理解できない場合には、講師に質問したり、Webでもっと調べてみるなどが必要です。
ただし、この段階ではまだプログラムを書いているわけではないので、概念が理解できる程度で十分です。
➂書籍のプログラムコードを写経する
書籍に記載されているプログラムコードをそのまま自分の環境で書き写して実行します。
そのまま書き写すことを写経と読んでいます。
まずは、書籍の内容と同じ結果が得られることを確認して、環境ややり方そのものが間違っていないことを確かめます。
最初にシンプルなプログラムを実行して、きちんと動作することを確認するのは大切な事で、間違った環境や手順のまま進めてしまうと、後で問題が発生した際の原因究明が難しくなってしまいます。
いくつかのプログラムを写経出来たら、次の段階へ進みます。
➃写経したコードの一部を書き換えて動きを確認する
写経したプログラムが動作することを確認できたら、自分なりにコードを書き換えて実行してみます。
どういう書き方ならOKなのか、書き換えたら結果はどうなるのか、を想像しながら動きを確認していきます。
合わせてプログラムの文法にも慣れていきます。
最初のうちは書籍などを確認しながらプログラムを書いていきますが、段々と見なくても書けるようになっていきます。
基本的な文法がある程度スラスラと書けるようになったら次の段階に進みます。
➄一から環境を作ってアプリケーションを作ってみる
ここからが実践です。
まずは一からアプリケーションを作る環境を整えます。
アプリケーションを作るには、外部のライブラリが必要だったり、ビルドの設定が必要だったりと、最初にやるべきことがいくつかあります。
書籍では書かれていない点もあって難しい部分ですが、ここで学習しておかないと実案件にて困ったり、理解不足でアプリケーションの動作が思うようにいかないことが出てきます。
アプリケーションで作る内容は何でも良いのですが、私は以下の内容が含まれているものを選択しています。
- 外部とデータのやり取りをすること(JSONデータの処理方法の確認)
- データベースとやり取りをすること(DB接続方法やフレームワークの確認)
- ファイルとやり取りすること(ファイル管理方法の確認)
- ログを出力すること(ログ出力ライブラリの確認)
上記を見ても分かりますが、内部のロジックはプログラムを書けるようになればある程度何とでもなるので、外部とのやり取りする方法を中心に学習しています。
この段階ではプログラムをきれい書くにとか効率の良さとかはあまり気にせず、とにかく動くように書いていきます。
一通り出来上がったら、テストコードを書いてみるのも良いと思います。
実際の開発現場では、テストコードを重視しているところも少なくありません。
➅Qiita等の詳細な技術情報を試してみる
自分が作ったアプリケーションを見直してみます。
Qiita等で詳しい人の情報を見ながら、きれいで効率のよいプログラムを書くにはどうしたら良いか、もっと他の方法で実現することができないか、等を確認しながら理解を深めていきます。
プログラムは同じ結果を得るのにも、何通りもの方法があります。
実務でプログラミングをする際は、他人が理解しやすいようになるべく独自の方法にせず、一般的な方法を選択することも大切です。
最初は一般的とはどんなものなのかを学習するのは難しいのですが、多くのソースコードを読んだりしているうちに、段々と分かるようになってきます。
学習が出来たら自分が作ったアプリケーションも書き直してみます。
この際にテストコードがあると動作の正しさを保証しながら書き直すことが出来るので、とても役に立ちます。
➆クラウドソーシング等で出ている案件を真似てみる(おまけ)
おまけの内容ですが、最後の仕上げとして、実際に案件として募集されている内容をやってみます。
実際に案件を受注するのではなく、要件が満たせるように自分だけで作ってみます。
作業時間も意識しながら、案件の期日に間に合うのかなど、実際に受注したかのようにやってみると面白いと思います。
これが出来ればいつ副業を開始しても大丈夫です。
勉強は目的がある方が捗る
何となく書籍や動画を見ながら全体を勉強しても、記憶に残らないことが多いと思います。
それよりも自分で考えながら苦労して作った方が、記憶に定着しやすいというのはプログラミングの勉強においても同じになります。
できるだけ目的に向かって、手を動かして試行錯誤すると、より早く理解できるようになります。
また、初心者の方は、問題が発生して詰まってしまった際に、悩んだり調べたりする時間を事前に決めておいた方が良いです。
時間内に解決できない場合は、素直に講師や周りに聞いた方が効率がよくなります。
(独学で周りに解決してくれる人がいないという環境はおすすめできないです)
今回は僕が行っている方法を中心に紹介しましたが、一人ひとり最適な勉強方法は違うと思いますので、早く自分の勉強方法を見つけて取り組んでほしいと思います。
以上、参考になれば幸いです。
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