エンジニアとしてインターンして働きたいと考えていたりしますでしょうか。
もしもどうしようかと悩んでいるのであれば、今すぐ応募することを強くおすすめします。
その理由はたくさんのメリットがあって、デメリットがないからです。
僕はエンジニアとして、これまでにインターン生の採用活動を行ったり、インターン生とともに一緒に仕事をしてきました。
その経験も踏まえながら、インターンのメリットや得られる経験などについて解説していきます。
本記事を最後まで読んでいただくと、以下のことがわかります。
- インターンが就職にどの程度効果があるのか知りたい
- エンジニアのインターンでは、どんな仕事をするのか知りたい
- インターン先の探し方を知りたい
→企業の採用担当の立場からみた、インターン生の魅力がわかります
→インターンでよく依頼される仕事内容がわかります
→プログラミング経験者・未経験者、長期・短期それぞれに合わせた探し方がわかります
「インターンしてみたいがどうしたらよいかわからない」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
エンジニアのインターンはメリットだらけ!今すぐ始めよう
以下の順番で解説していきます。
- エンジニアとしてインターンをするメリット
- インターンで得られる経験
- エンジニアとしてインターンをするために必要なスキル
- インターン先の探し方
エンジニアとしてインターンをするメリット
エンジニアとしてインターンをするメリットはたくさんありますが、以下の3点に絞ってお伝えします。
- 一般的なアルバイトよりも時給がよい
- 実務を通してスキルを高めることができる
- 努力しだいでそのまま就職することもできる
一般的なアルバイトよりも時給がよい
大学生が一般的に行うアルバイトの時給は、1000円前後が相場でしょう。
一方で、エンジニアのインターンの場合は、1,500円~2,000円程度のところが数多くあります。
それだけエンジニアのスキルは貴重であり、誰でもできる仕事ではないという意味での金額になります。
企業としても社員を雇うよりも低コストでインターン生を雇うことができるので、積極的に採用したいと考えています。
同じ時間働くのであれば、時給は高いほうがよいですよね。
「時給の問題ではない」と考える人もいるかもしれませんが、他にもたくさんメリットはあるので続いて紹介していきます。
実務を通してスキルを高めることができる
日々どうしたら自分のスキルを高めることができるかと考えている人もいると思います。
その最も近道となる答えが「現場で経験を積むこと」です。
現場での実践は、大学や専門スクールでは教えてくれないことをたくさん学ぶことができます。
例えば、チーム開発の行い方、他人が読みやすいプログラムの書き方、セキュアなインフラ構築方法、など多岐に渡ります。
お金を払っても学ぶことのできない内容を、お金をもらって学習することができるのはメリットしかないですね。
もちろん仕事なので、途中で投げ出さず、最後まできちんとやり遂げる責任はあります。
「自分にはできるだろうか」とか「ミスしたらどうしよう」と考えるかもしれませんが、企業側は最初から想定して採用していますので、まったく心配はいりません。
(社員と同じスキルや責任を求めるなら、社員と同じ時給でいいはずですよね)
たくさん質問して、たくさんミスもして、成長していけば、やがて企業から必要な人材と認められます。
努力しだいでそのまま就職することもできる
これまでインターン生を数多く見てきましたが、その中にはインターン先の企業にそのまま就職する人が何人もいました。
もちろん会社によっては、きちんと就職面接などが必要な場合もあります。
(ただ、優秀なインターン生であれば、面接は形式的なもので合格が決まっていたりします)
企業の立場からすると、新入社員の教育コストはかなり大きなものになります。
インターン生がそのまま就職すると、そのコストがほぼゼロになるわけですから、企業にとっても大きなメリットになります。
インターンからそのまま就職するためには、やはり企業から必要な人材と思われることが必要です。
評価の仕方は企業によって違いますが、僕が採用者の立場であれば、以下の内容を重視します。
- 継続的に努力し続けているか(毎日本を読んだり、プログラムを書いているか)
- 会社やチームの仕事の仕方に馴染めているか(教えられたことが吸収できているか)
- 指示されたことをやるだけでなく、自ら考えて行動しているか
スキルのあり・なしは、入社後に身につけることができるので、あまり重要視されません。
上記はあくまでも僕の主観ですが、20年現場を見てきた経験から、大きく外れていないと思います。
インターンで得られる経験
次に、インターンでの仕事内容を紹介しながら、得られる経験を3点解説していきます。
- チームの一員として開発工程の流れを経験できる
- 先輩社員から様々なアドバイスを貰える
- 本当の意味でのビジネスマナーを体験できる
チームの一員として開発工程の流れを経験できる
まずはエンジニアのメイン業務となる開発工程を経験することができます。
多くの場合は、開発工程の中でもプログラミングを任されることになります。
プログラミングに慣れてくると、前後の工程となる設計やテストを任される場合もあります。
また、一からプログラミングをすることもありますが、多くの場合は既存プログラムへの修正または追加を行う作業となります。
実はその時に、先輩社員が書いたプログラムを真似するだけで、スキルアップにつなげることができます。
「学ぶことは真似ること」と言われますが、プログラミングは特にその傾向が強くなります。
優秀な人が書いたプログラムを真似していくだけで、知らないうちに良いプログラムが書けるようになります。
ですから、現場で「生きているコード」に直接触れることができるのは、とても貴重な経験となります。
先輩社員から様々なアドバイスを貰える
一緒に仕事をしていく中で、先輩社員から様々なアドバイスをもらうことができます。
もちろん仕事の成果物に対する指摘もあります。
しかしそれは、スキルアップに直接つなげることができるアドバイスになります。
他にも就職のアドバイスとして、おすすめの就職先や企業の内部事情なども教えてくれるかもしれません。
いずれも大学や専門スクールでは聞くことのできない情報ですね。
本当の意味でのビジネスマナーを体験できる
大学や専門スクールでビジネスマナーを学ぶ機会もあると思います。
しかし、それはあくまで想定であり、実際には違うなんてこともあったりします。
一方でインターンは実際の企業ですから、現場でビジネスマナーを学ぶことができます。
しかもミスしてもインターン生なら大抵の場合問題ありません。
(新入社員になると、一人の社員としての扱いになりますからそうもいきませんね)
本当の意味でのビジネスマナーを体験することは、就職後もきっと役立つはずです。
エンジニアとしてインターンをするために必要なスキル
エンジニアとしてインターンをするために、一番必要なスキルはやはり「プログラミング」です。
高スキルは求められませんが、基本的なプログラムの読み書きはできる必要があります。
プログラミング未経験の求人もありますが、ぼくは基本的にはおすすめしません。
企業の先輩社員にも自分の仕事があるので、教えるにも限界があります。
何より自分自身が、仕事ができないことにツライ思いをしてしまうと思います。
やはり基礎学習は、教えることが専門である大学やプログラミングスクールで習うのが一番です。
また、プログラミング以外にもあったほうがよいスキルがいくつかあるのですが、それらは以下の記事にまとめていますので興味があればご覧ください。
インターン先の探し方
最後にインターンに参加したいと思った方に向けて、探し方について紹介します。
僕としては、一連の仕事を学ぶためにも最低半年程度のインターンすることをおすすめします。
ですが、数日や1ヶ月程度の期間しかできない場合もあると思いますので、いくつかの探し方を紹介します。
プログラミング未経験者向けの探し方
上述でもお伝えしましたが、プログラミング未経験でのインターンはあまりおすすめしません。
まずはプログラミング知識の必要ないエンジニアのアルバイトをおすすめします。
おすすめのアルバイトは、以下の記事にまとめていますので、興味があればご覧ください。
長期インターン向けの探し方
長期でのインターンを探す場合は、Wantedlyを使うことをおすすめします。
Wantedlyに掲載されている企業は、優良な企業ばかりなので、基本的にどこでも大丈夫です。
気に入ったところがあれば、まずは話を聞いてみましょう。
もしも面談が不合格となっても気にすることはありません。
どんどん応募してチャンスをつかみ取りましょう。
短期インターン向けの探し方
短期でのインターンは、企業にとってメリットが少なくなってしまうので、採用が難しくなります。
それでも大手企業を中心に、夏休み期間などを中心に募集していることころがあります。
気に入った企業があれば、応募がないかどうか、ホームページをチェックしてみてください。
他にも数は少ないですが、Wantedlyでも短期インターンの募集はありますので探してみるとよいでしょう。
本記事のまとめ
インターンのメリットから探し方まで解説してきました。
最初の疑問に対する回答をまとめると、以下となります。
- インターンが就職にどの程度効果があるのか知りたい
- エンジニアのインターンでは、どんな仕事をするのか知りたい
- インターン先の探し方を知りたい
→努力次第ではそのまま就職することも可能。インターン経験が有利なること間違いなし。
→一連の開発工程を通して、学校では学ぶことのできないエンジニアスキル、ビジネススキルを得ることができる。
→基本的には最低半年程度のインターンがおすすめ。Wantedlyには優良な企業が多い。
デメリットはないのかと思われるかもしれませんが、本当に見つからないのです。
もちろん時間が失われるというのはありますが、他のアルバイトをするよりも圧倒的にコスパがよいです。
インターンは一生に何回もできるわけではなく、それでいてやるとやらないでは大きく差が生まれるものです。
周りのライバル達よりも一歩早く社会人としてスタートするどうかを選択できるのも、今しかないということです。
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