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未経験プログラマーが悩むよくある辞めたい理由とおすすめ対処法10選

未経験プログラマーが悩むよくある辞めたい理由とおすすめ対処法10選 スキルアップ

会社を辞めたいと考えても、実際に行動するのって勇気がいりますよね。
でも、本当につらいなら辞めたっていいんです。

未経験からプログラマーになると、一度は仕事がつらいと感じたことがあるのではないでしょうか。
本記事は、今まさにつらいと感じているあなたに向けて、少しでも気が楽になってもらいたいと願いを込めて書きました。

僕自身も20年ほどエンジニアを続けてきましたが、つらいと感じていたときもありました。
一緒に仕事をした仲間が、つらいことを理由に退職していく姿もたくさん見てきました。

そんな経験から、辞めたいと悩む理由と、僕が考えるおすすめの対処法をまとめてみました。
また、退職したいけど勇気が持てないあなたに、退職を心配しなくてもよい理由についても解説していますので参考にしてみてください。

未経験プログラマーが悩むよくある辞めたい理由とおすすめ対処法10選

未経験プログラマーが悩むよくある辞めたい理由とおすすめ対処法10選

早速ですが、未経験からプログラマーになって、辞めたいと感じたときにおすすめしたい対処法について解説していきます。

対処法については、これまでたくさんのプログラマーを見てきた経験も混じえて、僕だったらこうするという内容になっています。
もし、当てはまるものがぜひあれば参考にしてみてください。

残業が多い

残業時間が常に多くて、肉体的・精神的につらいという状態です。

たいていどの企業でも、リリース前のプロジェクトやトラブル対応などにより、一時的に残業時間が多くなることはあります。
しかし、一時的ではなく、常に残業時間が多い企業は、体質に問題あり、ブラック企業の可能性もあります

判断の目安としては、月間80時間、年間720時間以上の残業時間が続く場合は、問題があるといえるでしょう。

この基準を超えるようであれば、心身を壊さないうちに退職することをおすすめします。
転職活動をする時間がとれそうであれば、仕事をしつつ転職先を探すことも可能ですが、すでにつらいと感じているならすぐに退職したほうがよいでしょう。

常に残業時間が多いのは、企業体質の問題であることが多いので、急に少なくなることは見込めません
今はつらくなくても基本的には転職をおすすめしますが、スキルアップが狙えそうであれば一区切りつくまで粘ってみるのもありかと思います。

給料が少ない

一般に公開されているプログラマーの平均収入よりも少ないという状態です。

未経験からの採用の場合は、平均よりも低くなる傾向があります。
この場合、一定のスキルを獲得して評価されることで、給与アップを狙えます
しかし、多くの企業では年功序列型、給与テーブルによるレンジの固定化により、短期間で大幅アップを望むことは難しいでしょう。

年収の高いプログラマーの多くは、転職を重ねることで年収アップを達成しています。
スキルや実績がないうちに転職しても同じ結果になってしまいますので、2~3年程度の実績獲得とスキルアップを行ってから転職するのがおすすめです。

イメージと違った

希望と異なる役割を任された、仕事の内容が想像と違ったなど、転職前のイメージとギャップが発生している状態です。
これは、転職でよくある失敗事例の1つでもあります。

原因として、何らかの理由で上司に自分の希望が伝わっていない可能性があります。
そのため、まずは上司と面談して自分の希望を伝えてみるのがよいでしょう。

その結果、改善の見込みがなく、続けても得るものがなさそうであれば転職を検討してもよいと思います。

毎日同じことの繰返しで飽きた

毎日ひたすらプログラミングだけ、テストだけをロボットのように行って、仕事にやりがいがなくなってしまっている状態です。

これは、入社直後の数ヶ月によくある状態です。(未経験だと特にその傾向が高くなります。)
なぜなら、上司が早く仕事になれてもらいたい考え、1つのタスクを繰り返し担当させている可能性があるからです。

対処としては、まずは上司に自分の想い(違う作業も任せてほしいなど)を伝えるのがよいでしょう。
また、自分の担当分を早く終わらせて、別の作業を任せてもらえるようにする方法もあります。

プロジェクトでは役割が決まっていることが多いので、プロジェクトが変わると役割も変わる可能性があります。
1つのプロジェクトだけで転職を判断するのは早すぎるので、少し待ってみるのがおすすめです。

タスクが多すぎて余裕がない

いつも一度にたくさんのタスクが割り振られる、またはたくさん人からタスクを頼まれて休んでいる暇がない状態です。
タスクの依頼者が固定化されていない場合に発生することが多いです。

対処としては、タスクの優先順位を明確にして、すべてをムリして期日までに終わらせようとしないのが一番です。
その代わり、タスクの依頼者にいつ頃完了しそうかを早めに伝えておきます

また、上司がタスクコントロール出来ていないことも要因の1つなので、タスクを割り振る人を一元化してもらうように提案してみるのもよいです。

組織の全員が慢性的にタスクが多くて作業時間も多い場合は、ブラック企業の可能性もあるので、転職も検討したほうがよいでしょう。

チームや組織に馴染めない、サポートが得られない

困ったときに誰に質問してよいかわからない、または相談できる人がいない状態です。
メンター制度のない組織に多く見受けられたりします。

対処としては、自分が遠慮しないことが一番です。
誰に質問したらよいかわからない場合、タスクに関する質問であればタスクの依頼者、それ以外の質問であれば上司に確認してOKです。
また、メンター制度がない場合は、メンターをつけてもらえるように上司に提案してみるのもよい方法です。

プログラマーは直接話すのは嫌いでも、チャットであれば丁寧に教えてくれる人もいたりします
普段からチャットなどで、メンバーの書き込みにリアクションしていると、友好が深まって助けてもらえることが増えたりします。

もしも、明らかに無視されるような状態であれば、転職を検討してもよいでしょう。

覚えることが多すぎる、難しくてついていけない

IT業界特有の言葉や知識、技術の多さ、難しさに苦しんでいる状態です。
未経験でIT業界に入った場合は誰もが通る道です。

僕の周りの未経験者も、最初は苦しんでいましたが、だんだんと慣れてついていけるようになっていました。
ですので、今はつらいかもしれませんが、心配する必要はないでしょう。

基本的な技術に不足を感じる場合は、基本情報技術者試験を勉強するのがおすすめです。
特有の用語や基本的な技術について、広く学ぶことができます。

また、同じ用語でも組織によって使い方が変わる場合もあります。
僕は新しい組織に変わって、知らない用語が出てきたときは、一般的な用語なのか社内用語なのかを確認するようにしています。

プログラミングが嫌い

努力してプログラマーになったものの、いざ仕事としてプログラミングをしてみると、実は好きじゃなくて苦痛を感じている状態です。
未経験でプログラマーになった人に見受けられます。

これは人によって向き・不向き、好き嫌いがあるので、仕方がないことではあります。
いくら給料がよくても、この先何十年と嫌な仕事を続けるのは、きっと後悔することになります。

対処としては、働きながら自分が本当にやりたいこと(得意なこと・好きなこと)を見つけて、転職可能であるかを調べてみるのがよいでしょう。
また、社内の別な職種に異動可能か、上司に相談してみるのもよいかと思います。

休日も会社から連絡が来て精神的にキツイ

休日で休んでいるときも、常に連絡を受けられるようにする必要があり、精神的に休めない状態です。
サービスの運用に関わっている場合や、土日もシフト制で業務を行っている組織に見られたりします。

心構えとして、100%連絡を受けることは不可能なので、対応できないことがあっても心配は不要です。(気づいたときにこちらから連絡すればよいのです)
また、休日に連絡が来ることは労働基準法的にアウトなので、もし連絡を受けた場合は時間外労働の申請をしましょう。

もしも、精神的に耐えられない場合は、社内に休日連絡のない部署があるか確認し、異動の相談をしてみるのがおすすめです。
組織の体質で休日連絡が当たり前になっている場合もあるので、そのときは転職を検討してもよいと思います。

作っているものに興味を持てない

自分が作っているものに興味が持てず、仕事のモチベーションが上がらない状態です。
システムの全体像がよくわからない、自分が作っているシステムの利用者でない場合などに見受けられたりします。

すでに利用者がいる場合は、利用者の声を集めてみると、自分の子供のことを言われているようで興味が出てきたりします
また、新しい技術に挑戦してみる、読みやすいプログラムを目指す、など技術的なところにモチベーションが上がることを見つけてみるもよいでしょう。

ある程度の実績が積めたら、自分が興味をもっている企業への転職に挑戦してみてもよいと思います。

退職のデメリットと心配しなくてよい理由

退職のデメリットと心配しなくてよい理由

次に退職することを選んだときのデメリットについて解説します。

デメリットはありますが、本当につらいときは自分が壊れてしまう前に即退職することをおすすめします。
次の転職先が決まっていない状態で退職することに不安を感じるとは思いますが、心配しなくてもよい理由についても解説します。

退職のデメリット

次の転職先が決まっていない状態で退職するデメリットは以下の3つです。

  • 収入がなくなる
  • 職歴に空白期間ができてしまう
  • 早期退職の経歴は印象が悪くなる

収入がなくなる

毎月の安定した収入がなくなるのは最大のデメリットといえるでしょう。
普段から収入がなくても数ヶ月は生活可能な分を貯蓄をしておきたいところです。

職歴に空白期間ができてしまう

退職後から次に働き始めるまでに空白期間(働いていない期間)ができてしまうことになります。
転職市場では、職歴に空白期間があると、評価が下がってしまうことがあります。

早期退職の経歴は印象が悪くなる

在籍期間が1年以内の場合は、早期退職と扱われたりします。
経歴書に早期退職があると、転職市場で悪い印象をもたれやすくなります

退職することに心配しなくてよい理由

何度も言いますが、本当につらい場合はすぐに退職するのがおすすめです。
デメリットはありますが、下記のとおり心配しなくても大丈夫です。

収入がなくても失業保険や生活保護がある

退職後に一定期間収入がなくなる場合は、失業保険を受けることができます。
失業保険を受けるには条件があり、自己都合による退職よりも会社都合による退職のほうが有利になるなどがあります。

さらに万が一、生活資金が底をついた場合でも、生活保護を受けることができます。
ですから、生活に必要な最低限の収入を得ることは可能です。

受給条件や金額は個人の状況によって異なりますので、気になる場合は、退職前に一度調べてみるのがおすすめです。

職歴の空白期間は説明できればOK

空白期間は面接官が気にするかどうかなので、きちんと説明できれば問題ありません
経歴書においても、1回程度の空白期間であれば、気にしなくても大丈夫です。

1年以上の空白期間が数回ある場合には、経歴書に理由や問題ないことを記載しておくことで、書類選考での悪い印象も緩和できます。

早期退職は続いていなければ問題なし

早期退職の経歴が複数回あると、「またすぐ辞めてしまうのでは」という印象を持たれます。

1回程度なら問題ないので気にしなくて良いです。
複数回続いてしまった場合は、経歴書に理由を明記しておくことをおすすめします。

本当につらいのに退職する勇気が持てないあなたへ

上司に退職の希望を伝えるのは、勇気がいりますよね。
引き止められたらどうしよう、トラブルになったらどうしよう、と別の悩みが増えるんじゃないかと思ってしまいます。

でも、上司や会社のために働いているのではないんです。
あなた自身を守ることが一番大切です。
勇気を持って伝えましょう。

そうはいっても簡単じゃないと考えるなら、退職代行を活用する手段もあります。
いくつかリンクを置いておきますので、覗いてみてください。

>> 退職代行ガーディアン

>> ジョブセル

>> ネルサポ

転職することを選んだときの今後のキャリア選択

転職することを選んだときの今後のキャリア選択

転職することを選択したときに、プログラマーの経験を活かせる選択肢を5つ紹介します。
いづれも、IT業界内への転職を前提としています。

別の会社でプログラマーを続ける

引き続きプログラマーやエンジニアとしての役割を続ける選択です。

未経験からプログラマーになって期間が短い場合や、プログラミングが嫌いでないならプログラマーを続けるのがおすすめです。
将来的には、プログラミングだけでなく設計や技術リーダー的なポジションを任されることもあります。

失敗と感じて転職を選択する場合は、次回はしっかりと準備をしてから転職活動に望んでほしいと思います。
よろしければ以下の記事も参考にしてみてください。

>> Webエンジニアに未経験で転職するためにやるべき6つのステップ

ディレクター、プロダクトオーナー

システムを作る役割から企画する役割へ変わる選択です。

新しいこと企画するのが好きだったり、改善するアイディアを出すのが得意な場合には向いているかもしれません。
プログラマーの経験があることで、開発者とコミュニケーションをとりやすかったり、実現可能なアイディアを出しやすくなる利点があります。

セールスエンジニア、マーケター

システムを作る役割から売る役割へ変わる選択です。

顧客の近くで仕事をしたい場合には向いているかもしれません。
プログラマーの経験があることで、システムを理解しやすくなり、顧客に細やかな提案をできるようになる利点があります。

運用オペレーター

システムを作る役割から活用する役割へ変わる選択です。

顧客から直接感謝されるような仕事をしたい場合には向いているかもしれません。
プログラマーの経験があることで、システム内部を理解して、安定した運用を行うことができるようになる利点があります。

社内SE、ヘルプデスク

社内のメンバーをサポートする役割へ変わる選択です。

IT関連の知識を活かしつつ、サポートする仕事をしたい場合には向いているかもしれません。
プログラマーの経験があることで、作業を効率化したり、細やかなサポートをすることができるようになる利点があります。

よくある質問

よくある質問

最後にプログラマーについてよくある質問についてお答えします。
僕の主観による回答ですが、周りのプログラマーを見ていると、おおむね当てはまっていることが多いように思います。

プログラマーに向いているのはどんな人?

プログラミングをしている最中に、時間を忘れて熱中できる人が向いていると思います。
なぜなら、プログラミングは長い時間の集中が求められるからです。
僕自身は、プログラミングをしているときはゲームをしているような没入感を感じます。

また、プログラムが完成したときに、達成感を感じられる人のほうが長く続けられると思います。

プログラミングを得意になるコツは?

コンピュータの立場になって考えること、感情的にならないことだと思います。
「コンピュータの立場」とは、1つ1つの処理を頭の中で考えているかということです。
コンピュータは1つ1つの命令を順番に実行しているだけですので、そこに感情はありません。

僕自身は最初にプログラミングを学習したときに、「こういう結果がほしい」とばかり考えて、1つ1つの処理が考えられていませんでした。
その結果、期待と異なる出力になることが多く、自分はプログラミングは向いていないと落ち込んでいました。
ところが、1つ1つの処理のつながりを考えるようになってから、自然と期待通りの出力が得られ、得意になっていきました。

プログラマーを目指して勉強中だけど、どうしたら自分に適性があるかわかる?

プログラミングが、ゲームやスポーツと似た感覚が得られるかどうかだと思います。
具体的には以下のような感覚です。

  • プログラミングしている時間が楽しいと思えるかどうか(ゲームやスポーツをやること自体が楽しいか)
  • 完成したときに達成感を感じられるかどうか(クリアや勝利したときの達成感があるか)
  • 思い通りに動かないときに、原因をつきとめ、理解できているかどうか(同じミスをしないように学習できるか)

まとめ

まとめ

未経験プログラマーが悩むよくある辞めたい理由とおすすめ対処法について紹介しました。
当てはまるものはあったでしょうか?

一番大切なのは、壊れる前に自分自身を守ることです。
本当につらいときは、一旦休んで、また出直せばいいだけです。

僕の周りでも、ムリをして体調を崩して退職する人がいます。
一度体調を崩してしまうと、復帰までにかなり時間がかかってしまいます。

ですから、そうなる前に自分自身としっかり向き合ってほしいと思います。
人生一度きりですから、楽しい時間が多くなるように、勇気を持って行動していきましょう!

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