エンジニアのおすすめ本『Clean Agile』

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この記事を読んで下さっている方は、アジャイル開発を実施していますでしょうか。

日本でもアジャイル開発手法が取り入れられるようになって、10年以上が経つと思います。

最近では様々なチームで、当たり前のようにスタンドアップミーティングや継続的インテグレーションなどが行われるようになりました。

しかしながら、なぜそれらを実施する必要があるのか、どんな考え方を元にしているのかをきちんと理解されている方は意外と少ないのではないでしょうか。

『Clean Agile』は、アジャイルの歴史、考え方、基本を教えてくれるおすすめの一冊です。

本記事では、本書の内容を紹介しつつ、おすすめする3つの理由を解説していきます。

書籍の概要

  • タイトル:Clean Agile 基本に立ち戻れ
  • 著者 / 訳者:Robert C.Martin 著 / 角 征典、角谷 信太郎 訳
  • 刊行年月:2020年10月
  • ISBN-10 : 4048930745
  • ISBN-13 : 978-4048930741
  • 出版社 : KADOKAWA

おすすめしたい対象読者

僕はこの本を以下の方たちにおすすめしたいと思います。

  • アジャイルの歴史を学びたい方
  • これからチームにアジャイルを導入したいと考えている方
  • アジャイルプラクティスを実施しているが、何となく実施してしまっている、効果が見えずマンネリ化してしまっている方

逆に以下のような方には向かないのではと思います。

  • まだプログラミングを学習し始めたばかりで、チームでの開発を経験したことのない方
  • 顧客向けではなく、基本的に独自に一人で開発をしている方

3つのおすすめする理由

理由➀:アジャイルの基本に立ち戻れる

僕は2005年のDevelopers Summitをきっかけとして、TDDやカンバン、バーンダウンチャートなどを勉強し始め、なぜ必要なのかとともに徐々にプラクティスをチームに取り入れていきました。

近年では入社した時から当たり前のように実施され、なぜ実施しているのかといった背景を教育することも少なくなっているのではと感じます。(新人研修でアジャイルの基礎を教える企業はあまりないんじゃないかと思います。)

背景や考え方を知らずに実施しても、思ったような効果が得られなかったり、間違った方向性に進んでしまう可能性もあります。

本書の前半部分では、ウォーターフォールからなぜアジャイルとなったのか、どんな問題を解決しようとしたのか、各プラクティスの基礎にはどんな考え方があるのかを知ることができます。

僕も知っていたつもりでしたが、改めて読んでみると新鮮さを感じ、いつも実施しているプラクティスでも身を引き締めて取り組むことができました。

アジャイルをよくご存知の方でも、復習として良い本だと思います。

理由➁:アジャイルの基本となる考え方やプラクティスを学ぶことができる

本書は、前半はアジャイルの歴史や考え方が中心で、中盤から後半は具体的なプラクティスについて書かれています。

第2章の「アジャイルにする理由」では、ソフトウェア=変更しやすい製品と定義して、アジャイルの基本となる権利章典について説明されています。

第3章から第5章には、ビジネス面、チーム面、テクニカル面のそれぞれにおいて、取り入れるべきプラクティスが、理由や考え方とともに説明されています。

この1冊で、アジャイルの基本を学ぶための情報が無駄なく詰まっています

プロジェクト管理者、チームリーダー、プログラマーのどの立場の方でも役に立つような内容になっています。

第5章で紹介されているペアプログラミングについては、本ブログでも紹介している内容ですので、興味があるかたはチェックしてみてください。

プログラミング初心者にこそ実施して欲しいペアプロ・モブプロのススメ
プログラミング初心者の方で、一人での学習に限界を感じてしまったという方はいないでしょうか。 また、ある程度一人でプログラミングが出来るようになっても、チームで開発することに不安を感じている方はいないでしょうか。 そんな時の打開策の1つとして、ペアプログラミング(ペアプロ)とモブプログラミング(モブプロ)を紹介します。

理由➂:アジャイルマニフェストを作成した本人が語る歴史を学ぶことができる

本書の著者は、アジャイルマニフェスト(アジャイルソフトウェア開発宣言)を作成した17人のうちの1人であるRobert C.Martin氏です。

XPで有名なKent Beck氏や、リファクタリング本で有名なMartin Fowler氏などとのやり取りを含めて、著者が経験・実施してきたことも記載されています

なぜ、アジャイルマニフェストを作成するに至ったのか、まだご存知でない方は本書で確認されてみると良いと思います。

若い人にほど読んで欲しい一冊

アジャイルはチームの全員が基本理念を理解してこそ、良い成果・ソフトウェアを生産することができると思います。

本書を読んで足りないなと思う方は、アジャイル関連の勉強会も定期的に開催されていますので、探してみるのも良いと思います。

技術を勉強するのも良いですが、たまにはこのようなチーム開発を楽しんで実践するためのマインドや方法を勉強してみるのも良いと思います。

これからたくさんの開発を行っていく若い人にこそ読んで欲しい一冊ですので、ぜひチェックしてみてください。

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