プログラミングを学びたいけど、何から手を付けたら良いか分からない、準備が面倒で中々始められないという方はいないでしょうか。
本記事では、HelloWorldシリーズの第5回として、Goの最速HelloWorldを解説します。
これまでのJavaScript、Python、Java、Rubyの最速HelloWorldは、本記事の最後にリンクを貼っておきますので、興味がある方は合わせてご覧ください。
Goは、Javaと同じくコンパイルを行う言語です。
ただ、Javaはコンパイルが必須であったのに対して、Goではプログラムファイルを指定してそのまま実行する仕組みが提供されています。
Javaの良いところを取り入れつつ、面倒なところを極力省いた言語と言えるかもしれません。
必要なもの
- Goの実行環境(Goのインストール)
- コマンドプロンプト・ターミナル
- エディタ
Goの最速HelloWorld
以下の手順で進めていきます。
②エディタでHelloWorldのプログラミングをする
③コマンドプロンプト・ターミナルでプログラムを実行する
①Goをインストールして実行環境を作成する
Windows、MacOSともに、初期状態ではGoはインストールされていませんので、自分でインストールする必要があります。
Goのダウンロードサイトより、インストールするOSのインストーラをダウンロードします。
MacOSでは、Homebrewでもインストール可能です。
インストール画面では、特別な理由がなければ標準のまま進めていけば良いです。
②エディタでHelloWorldのプログラミングをする
エディタを新規に開いて、以下の内容をプログラミングします。
package main import "fmt" func main() { fmt.Println("Hello World!!") }
他の言語と比べるとやや多めのソースコード量となります。
プログラムを書けたら、名前を付けてファイルを保存します。
ファイル名は、「HelloWorld.go」とします。
③コマンドプロンプト・ターミナルでプログラムを実行する
Windowsの場合はコマンドプロンプト(もしくはPowerShell)、Macはターミナルを開きます。
そして、先程作成したプログラムを保存したディレクトリ(フォルダ)まで、cdコマンドで移動します。
プログラムを保存したディレクトリにたどり着いたら、以下のコマンドを入力して実行します。
go run HelloWorld.go
実行した後、続けて画面に「Hello World!!」と表示されれば、成功です。
プログラムの解説
今回は5行のプログラムでした。
HelloWorldとして、書きたかったプログラムは4行目の
fmt.Println("Hello World!!")
となります。
これは、2行目でimportしたfmtというパッケージ(ソースコードの集まり)が持つ、Printlnメソッドを呼び出しています。
その引数に表示したい文字列である「Hello World!!」を指定するというものになります。
importも含め、packageやfuncなど、本当にやりたい処理以外の記述が多くあります。
今回は詳しい説明は割愛しますが、これらは、プログラム実行に必要となるいわゆるおまじないです。
GoはJavaとRubyやPythonの中間に位置する言語
Javaは仕組みがしっかりしている分、お作法がたくさんある言語です。
RubyやPythonは、手軽さが特徴となる言語です。
Goはこれらの中間に位置していて、Javaのしっかりとした仕組みを取り入れつつ、RubyやPythonのように手軽に実行できる言語と言えると思います。
JavaからRubyやPythonを勉強しようと考えている方、またその逆の場合でも、第2言語としてGoを選択するのも良いのかもしれません。
今回はGoの最速HelloWorldを紹介しました。
他の言語の最速HelloWorldも紹介していますので、興味があれば御覧ください。
他の言語との違いを見てみるのも面白いと思います。
一旦最速HelloWorldシリーズは、今回が最後となります。
次回以降で、5つの言語の別の話題をしていきたいと考えています。
参考になれば幸いです。
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